春は暖かく朗らかな天気と鳥の鳴き声が楽しい気分にさせてくれるものだが、フランスの精神科医フロリアン・フェレリ氏は、「春は人々の精神にとって危険な時期だ」と考えている。中国青年網が伝えた。
フェレリ氏は「大多数の人からすると、春は多くのプラスの感情をもたらし、生まれ変わった気持ちになる人までいる。しかし多くの人は春を迎えるとより一層気分が沈むと感じている。冬の季節性のウツは太陽の光が十分でないのが原因だが、春が来てもまだ精神不安定だと感じている可能性がある。これは過ぎ去った冬は太陽の光が不足していることで、人々はマイナス感情を蓄積しており、一週間いい天気だとしてもすぐにパワーが戻ってくる訳ではない。しかも春は往々にして人々の社交活動が最も豊富な時期で、恋愛の季節でもあるため一部の人にとっては、自分の周りの幸せな人を見ると、特に自分を不幸に感じる可能性がある。もう1つの解釈として、冬の間、我々は脂っこい食べ物をたくさん食べるため、身体に大量の油脂が蓄積し、体内の栄養のバランスが崩れることで欝々とした気持ちを引き起こすとされている。(編集JK)
「人民網日本語版」2016年3月25日