ラジオ番組の中国語のメモを見せる平野由由さん
彼女は今年22歳、東京都調布市のFMラジオ、調布FMのパーソナリティだ。彼女は7分間のコーナーを担当し、日本人のリスナーに中国文化を紹介している。彼女は中国語を勉強し、中日交流の使者になりたいと望んでいる――。彼女の名前は平野由由。22日、平野さんにインタビューを行った。紅網が伝えた。
▽中国語が話せることがきっかけで採用が決まる
「調布市のみなさん、こんにちは、平野由由の中国語の時間です」――。週末の午後5時7分、慣れ親しんだ声が調布FMから聞こえてくる。彼女はラジオ番組「あかねいろStation」のパーソナリティ、平野由由さんだ。
調布FMでパーソナリティを始めて2年になる平野さんは、面接当時の様子について、「まさか自分が選ばれるとは思っていなかった。面接の応募者は皆優秀で、映画やテレビ番組での声優経験がある人もいた」と振り返る。しかし、平野さんが中国語が話せると自己紹介したところ、最終的にパーソナリティに選ばれたという。「後でプロデューサーに、私が選ばれたのは中国語が話せるからと聞いた。とてもラッキーだと思った。私の母親は中国人なため、中国語や中国文化、中国の今をリスナーの方々に紹介することができる」。
毎月の週末、彼女は時間通りにスタジオを訪れる。「我愛你(愛してる)」「喫飽了(お腹いっぱい)」「你很漂亮(きれいだね)」「給我銭(お金ちょうだい)」など、中国人にとっては簡単極まりないフレーズを、ユーモアを交えつつ、日本のリスナーに分かりやすいように伝えている。
「1回の番組は7分間しかないため、短い時間で中国語のフレーズや中国文化を紹介しなければいけない。難しい文章を紹介しても覚えられないため、できるだけ分かりやすい短いフレーズと、ちょっとしたコツを紹介している。例えば中国語の『迷你裙(ミニスカート)』という単語をを説明する場合、『あなたを迷わせるようなスカート』と言えば、すぐに覚えてもらえる」と平野さん。