▽反響が大きかったのは、「微信の電子お年玉」の話題
平野さんは番組でたびたび、中国語で単語を読み上げ、リスナーにその意味を当ててもらっている。リスナーはFAXやインターネット、電話などで回答できる。今までで一番反響が大きかった単語を聞くと、平野さんは「紅包(お年玉)」という単語を挙げた。
中国の春節期間中、平野さんは春節についてラジオで紹介、今流行りの「微信(WeChat)の電子お年玉」について取り上げた。今年の春節には、平野さんの中国にいるおじや祖父から微信の電子お年玉が送られてきた。これを珍しいと思い、リスナーにも紹介したという。
「日本では、お正月に目上の人に挨拶をするとお年玉をもらえる。正月以外だったり、目上の人に直接会わなければ、お年玉はもらえない。しかし中国人は毎日のように電子お年玉を配り、新年にはさらに奮発し、直接会わなくてもお年玉を配る。日本にはこのような習慣はないと思う」。
平野さんは番組で、「(この電子お年玉の)一番面白いところは、お年玉の額がいくらか開けるまでわからないところです。毎回額が違い、いつも期待とワクワク感があります」と紹介した。
これを聞いた日本のリスナーからは、「面白いけど、それじゃとても沢山のお年玉を用意しなくちゃいけないんじゃない?」「こういうやり方が、なぜ日本にないのだろう?」といったコメントが寄せられた。
「この話題は大きな注目を集めた。同じお年玉でも、中国人は配り方がアイデアにあふれている。この番組を通じて、中国で今何が流行っているかを知ると同時に、『お年玉ちょうだい』『ありがとう』といった中国語のフレーズを学んでもらいたい」と平野さん。