中国科学院国家宇宙科学センターが中心となった中国宇宙科学中長期発展計画研究チームは、「2016−30年宇宙科学計画研究報告書」を作成し、2030年までの中国の宇宙科学発展戦略的目標およびロードマップを打ち出した。新華社が伝えた。
同報告書では、中国宇宙科学が2030年までに宇宙の形成と進化、太陽系外惑星および地球外生命体の探査、太陽系の形成と進化、現在の基本物理理論を超越する新たな物理法則、宇宙環境における物質の運動および生命活動の法則といった注目される科学分野で、重大な科学的発展と革新的進展を実現し、宇宙および関連ハイテクの飛躍的な発展を促すという戦略的目標が掲げられた。
同報告書はこの戦略的目標の実現に向け、2020年・25年・30年の段階的な目標を打ち出した。またブラックホール探査計画、パルサー探査計画、太陽系外惑星探査計画、火星探査計画など、一連の宇宙科学計画を掲げた。(編集YF)
「人民網日本語版」2016年3月18日