人的資源・社会保障部(人社部)の尹蔚民部長、遊鈞副部長は29日、国務院新聞弁公室が開いた記者会見に出席し、定年延長や年金基金の不足など、注目の問題についてコメントした。
案が打ち出されてから、社会一般から幅広く意見を募る。これは人々の利益と密接に関わる問題であり、人々の利益に関わる政策は人々の意見に耳を傾け、社会の共通認識を構築する必要がある。中国の現在の扶養比率は3.3対1(若者3.3人が1人の高齢者を養う)から2.9対1にまで下がった。しかし、全国民保険加入計画を完了し、年金保険の全国統一、年金保険基金投資運営を順調に実施することができれば、年金支給を確保するという前提の上で、社会保険料率を適度に引き下げることも可能だ。
●キーワード
【广泛地征求社会意见】社会一般から幅広く意見を募る
【凝聚社会的共识】社会の共通認識を構築する
【赡养比】扶養比率
【全民参保计划】全国民保険加入計画
【养老保险全国统筹】年金保険の全国統一
【发放养老金】年金支給
昨年の年金保険基金の総収入は2兆7千億元、総支出は2兆3千億元、当年度剰余金は3千億元以上、累計剰余金は3兆4千億元。省(区・市)別に見ると確かにアンバランスが生じており、省(区・市)ごとの差は比較的大きい。全国の状況を見ると、医療保険基金に不足は存在しない。ただ、医療保険の統一レベルは低く、地・市レベルの統一にとどまっている。このため、一部の地域では収支のアンバランスといった問題が見られる。
●キーワード
【养老保险基金】年金保険基金
【医保基金】医療保険基金
【统筹层次】統一レベル
【收支不平衡】収支のアンバランス
「人民網日本語版」2016年3月10日