科学者は「携帯電話をズボンのポケットに入れる若しくは毎日1時間以上通話をする男性は不妊になる可能性がある」と警告した。英国メディアの報道を引用し、参考消息が伝えた。
英国「デイリーメール」電子版の2月21日付の報道によると、充電しながら携帯電話で電話をかける若しくは就寝時にベッドに携帯電話を置きっぱなしにすると精子の数量が減少するという研究結果が示された。
西側諸国の男性の精子の質がだんだんと低下しており、不妊症例のうち40%が男性側の精子の質が低下したことが原因だ。
携帯電話が発する熱と電磁波が精子に影響を及ぼすとされている。イスラエルの科学者が不妊クリニックで治療する106人の男性を対象に、1年間の追跡調査を実施した。毎日1時間以上携帯電話を使用する男性の精子の質の低下率は2倍になり、充電しながら携帯電話を使用する男性が問題を発生する可能性も2倍になるという研究結果が出た。
この研究を行なったイスラエル工科大学のマーサ・ディーンフィールド教授は「精子のレベルはすでに妊娠に影響を及ぼす程度まで低下している。もし子供が欲しくて1年努力しても成功しない場合、その元凶は携帯電話の使用習慣にあるのではないのかという事を考える必要がある」と話す。
研究の結論として、子供を持ちたい男性は携帯電話の充電時には電源をオフにする必要があり、携帯電話を下腹部から約50センチ離れたところに置かなければならない。(編集JK)
「人民網日本語版」2016年2月25日