上海市人民代表大会常務委員会は「上海の人口と計画出産に関する条例修正案」を審議・可決し、育児政策の改善をすすめ、結婚休暇、育児休暇、男性の育児休暇の延長といった修正を行った。人民日報が伝えた。
「修正案」は法規定に基づき結婚したカップルに対し、中国政府が規定する結婚休暇のほかに、さらに7日間の結婚休暇を与えるとしている。また従来の晩育休暇(女性が24歳以上で出産する場合の出産育児休暇)を全て育児休暇としてまとめ、法規定に基づき出産・育児を行う女性に対し、政府が規定する出産休暇のほかに、さらに30日間の育児休暇が与えられる。また従来は3日間だった晩育看護休暇に関しては、配偶者育児休暇と改められ、期間も10日間に延長される。
上海市衛生・計画出産委員会の鄔驚雷委員長によると、全面的な二人っ子政策の実施後、上海市の常住人口の出産数は3~5年以内のうちに毎年平均で26万人前後となり、2017年には出産のピークを迎え、2019年以降にはその出産数が次第に落ち着きを見せると科学的に試算されているという。(編集TG)
「人民網日本語版」2016年2月24日