中国人民対外友好協会と中国日本友好協会の共催で「迎春・新春音楽会・中日友好新年会」が2月1日に北京で開催された。元国務委員で、中日友好協会会長の唐家璇氏、中国人民対外友好協会会長の李小林氏、第5期中日友好21世紀委員会中国側委員の葉小文氏、中国外文局局長の周明偉氏、駐中国日本大使の木寺昌人氏、日本河合楽器製作所会長の河合弘隆氏が会場を訪れた。唐家璇会長と木寺昌人大使は新年会でそれぞれ挨拶した。人民網が伝えた。
唐会長は「中日双方の努力のもと、2015年の中日関係は少しずつ改善の兆しをみせ、両国の上層部による会談が複数回行われただけでなく、各分野での交流や協力も次第に回復を見せている。今日の状態にたどり着くまでの道のりは容易ではなかっただけに大事にしてもらいたいものだ。また中日関係の敏感さと複雑さからしばしば消極的な影響をうけるため、関係改善の情勢は依然として比較的脆弱と言わざるを得ない。そのため、双方はさらに約束を守り、同じ方向に向かう必要がある。双方はともに中日友好の信念を固める必要があり、中国の中日友好政策には何の変化も生じていない。日本側と共に4つの政治文書の原則を基礎に、歴史を鑑として未来に向かい、4つの原則的共通認識を深め、中日の戦略的互恵関係を推進し、両国関係を1日も早く正常な発展の軌道に乗せたい」とあいさつし、中日友好協会は新たな一年で日本の各界の友人たちと密接な協力を行い、積極的に各種交流活動を展開していくことで、両国の民間での相互理解と信頼をますます深め、中日関係の持続的で安定した健康的な発展を促進すると強調した。
木寺大使は挨拶の中で、長年にわたる中日友好協会と中国人民対外友好協会の中日交流のために行ってきた弛まぬ努力に感謝の意を表すとともに、2016年が引き続き努力し、中日友好協会と中国人民対外友好協会と密接な意思疎通を図り、更なる高みを目指してともに努力していくと語った。
当日の音楽会では日本の青年ピアニストの圓谷綾乃さんと中国の排蕭(古代楽器)演奏家の杜聡さん、現代五弦琵琶の代表的人物と称される方錦龍さん、中国の青年ピアニストの陳曼春さんらアーティストたちによる音楽による交流が行われ、すばらしい演奏は会場の観客を魅了し、中日の民族の調べが響き渡る音楽の祭典となった。(編集TG)
「人民網日本語版」2016年2月2日