先週、「最強クラス」の寒波に見舞われた中国に「防寒消費」ブームが湧き起こった。財産管理コミュニティ「随手記」の調査によると、回答したネットユーザーの53.4%は、「特大寒波が来たので、防寒用衣類を買い足した」としており、防寒対策のための支出が500元(約9千円)を上回った人は4割近くを占めた。北京晨報が伝えた。
同調査によると、「今回の寒波に対応するために費やした金額が500元を上回った」と答えた人は、全体の4割近くに達した。このうち、「500元から1千元(約9千円から1万8千円)」は19%、「1千元から2千元(約1万8千円から3万6千円)」は2.4%、「2千元から5千元(約3万6千円から9万円)」は6.2%、「5千元から1万元(約9万円から18万円)」は2.4%。「1万元(約18万円)以上」も0.4%いた。防寒のための支出が「500元(約9千円)以下」と答えた人は63%だった。
超大型寒波の襲来に伴い、保温下着やダウンジャケットなどの防寒商品の需要が激増、各電子商取引業者が扱う関連商品のオンライン販売量は、軒並み倍増した。淘宝網の最新統計データによると、1月17日から23日までの「ダウンジャケット」検索件数は、前週比約50%、オンラインショッピングでの販売総量は同60%、それぞれ増加した。
淘宝網では、ダウンジャケットのほか、湯たんぽや六爺(映画「老炮児〈Mr.Six〉」の登場人物)版ミリタリーコートも売れ筋商品だ。たとえば、杭州の老舗「張小泉」の純銅製湯たんぽ(価格249元=約4500円)は、あっという間に数百個売れたという。
このほか、暖房器具、電気毛布、使い捨てカイロ、ももひきは、「防寒四大神器」と崇められている。このうち、使い捨てカイロの検索指数は約2倍となり、品切れが続出している。(編集KM)
「人民網日本語版」2016年1月28日