▽最も遠い目的地は南極
中国人の海外旅行熱は、人気目的地にビジネスチャンスをもたらしており、現地の商売人は観光客と同じように喜んでいる。
日本を例に取ると、日本観光庁の統計によると、中国人観光客の在日消費額は2015年、すべての訪日観光客の消費総額の4割を占めた。中国人観光客の日本での一人あたりの消費額は28万3800円に達し、その他の地区の観光客の一人あたりの消費額を10万円余り上回ってトップとなった。
中国人観光客の購買力はアジア地域だけでなく、米国や一部の欧州の国にも広がっている。パリでは昨年11月、連続テロ事件が起こり、現地の多くの人々は内務省の警告に従って外出を控えた。だが中国人観光客の買い物熱はまったく冷める様子を見せなかった。
もっとも中国人の消費熱は買い物だけにはとどまらない。Ctripの今年の報告書によると、春節期間の海外旅行者の最も遠い目的地は南極にまで広がっているという。(編集MA)
「人民網日本語版」2016年1月26日