中国鉄道総公司運輸局営運部の黄欣副部長がメディアの取材に対して「車内空気の質に影響を及ぼすため、春運(春節<旧正月>の帰省・Uターンラッシュに伴う特別輸送体制)期間中、高速鉄道ではインスタントラーメンを販売しない」と表明した。京華時報が伝えた。
車内で販売する弁当の味が特に美味しいわけではないという一部の市民の意見を反映したという。黄副部長は「数年来、我々はずっと高速鉄道での飲食物の提供方法と品質向上について模索し続けてきた。現在のところ、ホット、コールド、常温3種類の保存方法のうち、ホットな食品の味が一番良いが保存条件が厳しい。温度差が大きく、運行時間が長い列車には向かないため、現在一般的なのは主にコールドになっており、外装、種類、味には確かに違いがある。今後は更に路線の特徴やエリアの状況を考慮し、弁当の味と種類の改善をし続けていく」と語った。
旅行客らに対して、高速鉄道でインスタントラーメンの販売を導入するかどうかを尋ねた。黄副部長は「高速列車の気密性は非常に高く、カップ麺の匂いは特に強い。高速列車の車内空気に悪く、大勢の人に影響を及ぼすため、販売しない」としている。(編集JK)
「人民網日本語版」2016年1月26日