姚晨がダボス会議に出席、中国人女性初のクリスタル賞受賞者に

世界経済フォーラム年次総会（ダボス会議）で国際社会の改善に貢献をした文化人や芸術家に贈られる「クリスタル賞」の授賞式が北京時間1月20日早朝、スイスのダボスで行われ、中国の女優姚晨（ヤオ・チェン）が中国人女優唯一の受賞者として出席した。姚晨は中国初の女性受賞者で、米国の俳優レオナルド・ディカプリオ、芸術家のオラファー・エリアソン、音楽家のウィリアム・ジェームズ・アダムス・ジュニアらその他の受賞者と共に栄誉に輝いた。金羊網が伝えた。

今年度のクリスタル賞の受賞者4人は「各芸術分野で卓越した功績を残しただけでなく、常に自身の影響力を通して国際社会を改善した人物である」という理由により授与された。マット・デイモン、エマ・トンプソン、また中国からは李連傑（ジェット・リー）、馬友友（ヨーヨー・マ）らも受賞している。姚晨は今年度の受賞者の中で唯一の中国人女優で、中国初の女性受賞者になった。

同夜、トロフィーを受け取った姚晨は、感動しながら「このような栄誉は自身の大きな励みになった」と語った。彼女はアフガニスタン難民を訪ねる活動を終え、先月パキスタンから帰国したばかりだ。彼女は受賞の感想を語る中で難民の危機と懸念を口にしたが、彼女が難民から与えられたパワーはそれよりもはるかに大きいと考えている。「過去5年の難民訪問で、1つまた1つと悲惨な話を聞いた。それらの話の中には私の想像を絶する恐怖、苦痛、絶望に満ちていた。しかし私はいつも話をしている人の目から毅然とした勇気、希望を見出すことができた。実際にここ数年、難民たちが私にくれた力は、私が彼らに与えた力よりはるかに大きかった」と彼女は語った。（編集JK)

「人民網日本語版」2016年1月22日