中国の「テロ対策法」の施行が始まった1日、西北政法大学(陝西省西安市)は公式サイトでテロ対策学院を設立し、テロ対策を熟知する人材の育成に当たると発表。同校の宣伝部によると、現在、学内の学生が申し込みを始めており、教材も近く出版される。北京青年報が報じた。
テロ対策学院の設立に当たっている張金平教授によると、学部の大学一年生と二年生が対象。1学年2組の規模で、2016年春の学期から授業が正式に始まる。
学生は卒業後、従来の学科の学位を取得でき、第一線で働く機関、民族宗教業務機関、公務員の各機関、テロ対策の司法業務、テロ対策研究など、テロ対策の各分野に就職できる。
テロ対策を掲げた学部が設置されるのはこれが初めてではない。2014年、中国人民公安大学がテロ対策学部を設置し、全国に向けて学生80人を募集した。また、雲南警官学院や新疆警官学院もテロ対策学部を設置している。
「人民網日本語版」2016年1月7日