中国海洋石油総公司は3日、同社が独自に開発した国産砂防装置が渤海湾第1油田で、6層砂礫充填・砂防作業を終えたと発表した。これは中国初の6層砂防技術であり、中国の油田砂防技術の重大な進展を意味する。人民日報海外版が伝えた。
油田砂防装置は「油田の腎臓」と呼ばれる。この装置は深度数千メートルの油田内に正確に取り付けられ、砂を選択的に除去することで、原油のスムーズな採掘を保証する。油田の生産能力を損ねず、油田を「元気で長生き」にする。
今回の作業を行った墾利10-1油田B54井の外層砂防管の長さは376メートル、内層中央砂防管の長さは301メートルで、非常に困難な作業となった。同社は米国のベーカー・ヒューズ、ハリバートンに続き、世界で3番目に系統的な砂防技術を把握した専門的な企業となった。(編集YF)
「人民網日本語版」2016年1月4日