中国外交部(外務省)の華春瑩報道官は8日の記者会見で「煙霧問題と気候変動問題は同根であり、中国政府は気候変動問題を強く重視し、積極的に措置を講じている。煙霧問題の深刻さは環境対策と気候変動対策の緊迫性を明らかにし、われわれの対策への決意を一層揺るぎないものにした」と述べた。
――昨日北京は煙霧の赤色警報を発した。中国側は国連気候変動枠組条約第21回締約国会議(COP21)に出席してもいる。中国の煙霧問題がCOP21での中国側の立場に影響を与えると考えるか?
気候変動は人類の直面するグローバルな試練であり、国際協力によって対処する必要がある。中国など発展途上国は気候変動のマイナスの影響の主要な被害者だ。中国政府は自国民と全人類に責任を負う姿勢で、気候変動問題を強く重視し、積極的に措置を講じ、世界の省エネと新エネルギー、再生可能エネルギー利用の最大の大国となっている。中国の努力と成果は誰の目にも明らかであり、国際社会から積極的に評価されている。中国は国際協力と多国間プロセスにも建設的に参加し、協力・ウィンウィン、公平・合理の気候対策メカニズムの構築を推進し、世界の環境安全保障、持続可能な発展の推進に貢献している。(編集NA)
「人民網日本語版」2015年12月9日