第三に、発展パートナーシップを最適化するべきです。先進国は迅速に約束を実行し、義務を履行しなければならず、また国際社会は南北協力の主要チャネルという地位を堅持し、南南協力と三者間協力を深化し、私営部門などステークホルダーがパートナーシップにおいてより大きな役割を果たせるよう後押しする必要があります。
第四に、発展協調メカニズムを健全化するべきです。各国はマクロ経済政策協調を強化し、マイナスの波及効果を防がなければなりません。地域機関は一体化プロセスを加速し、域内の優位性相互補完によって全体としての競争力を高める必要があります。そして国連は引き続きリーダーとしての役割を発揮しなければなりません。
議長とご列席の皆様
改革開放スタートから30数年間、中国は自国の国情に立脚して、中国の特色ある発展の道のりを歩んできました。中国はミレニアム開発目標をほぼ達成し、貧困人口は4億3900万人減少し、教育、衛生、女性などの分野で著しい成果を上げました。中国の発展は13億余りの中国人の福利を増進しただけでなく、世界の発展も力強く促進しました。
過去60数年にわたり、中国は国際発展協力に積極的に関与し、166の国と国際機関に4000億元近い資金を提供し、支援要員を60万人余り派遣しました。そのうち700人余りの中国人が他国の発展のために貴重な命を捧げました。
未来に向けて、中国は道義と利益の両立、道義の優先という原則を引き続き堅持し、各国と共にポスト2015年開発アジェンダ実現に向けて努力していきます。そのために、以下の点をここに宣言します。
――中国は「南南協力援助基金」を設立し、第1期資金として20億ドルを提供し、発展途上国のポスト2015年開発アジェンダ実施を支援します。