中国の新型海洋総合科学調査船「科学号」が11月15日、2015年熱帯西太平洋主流システム・暖水プールの総合調査を終え、青島市の母港に帰還した。今回の航行は、1回の科学調査で投入・回収した深海ブイおよび調査装置の数の世界記録を樹立し、熱帯西太平洋で深海ブイによる観測網を初歩的に構築した。科技日報が伝えた。
今回の航行の首席科学者、中国科学院海洋研究所党委員会書記、副所長の王凡氏は、「この海域で高品質・高時間解像度の連続的な観測データが収集されたのは今回が初めてだ。これは熱帯西太平洋の3D構造、暖水プールの変異、およびその中国の気候変動に対する影響の研究に対して貴重なデータをもたらした」と話した。(編集YF)
「人民網日本語版」2015年11月16日