また中国における日本研究は現在ある基礎の上によりレベルアップし、国際学術界の認可を得るには、新たな理論的な支え、新たな突破口を探す必要がある。様々な原因により、中国の日本研究に対して中日両国の学者の認識にズレがあり、学者同士のコミュニケーションと交流が大いに必要だ。また中日の学者同士が互いに支持しあい、共に努力し、研究課題、方法論や新たな研究資料の発掘、またすでに存在する文献のデジタル化と情報処理において努力し、常に学術研究の新たな分野を切り開き、新たな成長源を育成し、国際的な日本研究に力を注ぐことが見込まれるとシンポジウムで指摘された。
シンポジウムの主催側である日本の科学技術振興機構中国総合研究交流センターがここ数年実施している「日本・アジア青少年サイエンス交流計画」(「さくらサイエンスプラン」)は中国を中心としたアジアの優秀な青少年を日本に短期で招いており、2014年1年で1200人の中国の青少年が日本を訪問している。同センターは中日両国の科学技術と文化交流を広げることを目的とした一連の活動を行なっており、それには中国研究会、大学フォーラムの開催、調査研究の企画、ウェブサイトやデータベースの構築などが含まれている。(編集JK)
「人民網日本語版」2015年10月26日