青島国際海運サービスセンター、青島海運発展研究院、青島指数研究院はこのほど共同で青島中日海運指数を発表した。同指数は青島海運指数を構成する重要な指数の1つで、青島海運サービス業の発展にとって画期的な進展となる。また、年末には中韓海運指数と中日海運指数を統合した青島東北アジア海運指数が発表される予定。人民日報海外版が伝えた。
青島と日本は長い経済貿易の歴史を持ち、日本は青島にとって3番目の外国投資国であり、主な貿易パートナーでもある。中日海運指数は、中日航路を運航する船会社10社の今年1月~8月のコンテナ取扱量と運賃を採集し、運賃・コストなどの経営データに基づき、データモデルの構築により、1~8月の中日航路の運賃変動・景気度を表す指数曲線を算出した。その結果、中日海運航路では、マイナス運賃が普遍的で、輸送力が輸送量を上回る問題が長期的に存在していることがわかった。また、中日海運航路では、周期的な変動やオン・オフシーズンの変動が激しいことも明らかになった。
海運指数は国際海運市場と国際貿易のバロメータとも言われる。青島海運指数は青島の海運の特色を活かし、運賃、輸送量、コストなどの比例関係を通じて、青島海運市場の特徴を反映させ、企業と政府の意思決定に参考データや根拠を提供するほか、指数の派生商品を打ち出し、海運企業のリスクヘッジ手段になることを目指している。今年4月には、青島および山東省初の運賃に基づく海運指数である、青島-韓国運賃指数が発表された。半年間で業界における影響力は高まり、中韓航路に関わる海運企業、物流企業にとって重要な参考データとなっている。
青島大学MBAセンターの王軍センター長は、「青島海運指数は地理的な強みを活かし、東北アジア海運指数を特色とし、中日韓3カ国のコンテナ海運指数を重点的に打ち出し、中日韓貿易における青島の特殊な地位を体現する」と語る。(編集SN)
「人民網日本語版」2015年10月22日