科学研究の成果、専門的な転化の場が北京に設立　

北京市の亦荘で22日、中関村天合育成工場が設立された。同工場は科学研究の成果に資金調達、用地、資源統合などのサービスを提供し、研究成果の市場化を促す。大学や科学研究機関の研究成果に、より専門的な転化の場が備わった。北京日報が伝えた。

155の中関村開放実験室、北京市科学技術協会、中関村民間科技経営者協会といった科学研究機関・組織は、天合育成工場が成果を発掘するための宝庫だ。中関村天合科技成果転化促進センター副センター長の朱楠氏は、「専門的なチームがこれらの場所を訪れ、理想的な科学研究プロジェクトを発掘する。それからT-CAM科技成果市場転化成熟度評価システムによって審査を行う。このシステムは独自に開発したもので、科学研究成果の市場転化能力の評価に特化している」と説明した。

審査に合格した優秀プロジェクトは、天合育成工場でインキュベートされる。同工場はさまざまなインキュベーションサービスを提供する。朱氏は、「資金が不足していれば、専門的なファンドから提供する。用地が不足していれば、ここには事務所スペースがある。プロジェクトは産業チェーンの統合が必要だが、その他の資源を探し、統合することもできる。科学研究プロジェクトのより良い、より早い市場化を促進する」と話した。（編集YF）

「人民網日本語版」2015年10月23日