メードインチャイナ2025は中国が実施する製造強国戦略の最初の10年間の行動綱領であり、ここにはこの10年間に中国がやるべきこと、進めるべき発展が示され、インダストリー4.0よりもやることが多いことが示されている。中国は他の先進国がやるべきことを完了させるだけでなく、自国の状況を踏まえて効率の高い調整、改革、発展を進めなければならない。メードインチャイナ2025は強国戦略の初めの一歩であり、発展の基礎固めをすることがとりわけ重要だ。この綱領は9つの任務、10大重点発展分野、5項目の重大プロジェクトをうち出し、中国経済の発展の質とコアコンピタンスを全面的に引き上げようとしている。
計画によると、2020年の中国は工業化を基本的に達成し、製造業大国としての地位が一層固まり、製造業の情報化水準が大幅に上昇している。一連の重点分野の重要な核心的技術を掌握し、得意分野での競争力がさらに強まり、製品の質が大幅に上昇している。製造業のデジタル化、ネットワーク化、スマート化が著しい進展を遂げ、重点工業における生産額の単位あたり(国内総生産<GDP>1万元あたり)のエネルギー消費量、物質消費量、汚染物質排出量が目立って低下している。また2025年の中国は製造業の質が全体として大幅に向上し、イノベーション能力が著しく強化され、中国全体の労働生産性が目立って上昇し、両化(工業化と情報化)の融合が新たな段階に入っている。中国が今後、強い国際競争力を備えた一連の多国籍企業と産業クラスターを育成し、世界の産業分業とバリューチェーンにおける地位が著しく上昇するであろうことは間違いない。(編集KS)
「人民網日本語版」2015年10月9日