習近平中共中央総書記は1日午前、中国人民抗日戦争ならびに世界反ファシズム戦争70周年記念行事に出席する連戦氏ら台湾各界の代表と人民大会堂で会談した。
習総書記は「中国人民抗日戦争の勝利は中国にとって近代以降の外敵の侵入に対する抵抗・反撃の最初の完全な勝利であり、台湾同胞を含む全民族の団結奮闘の結果だ。両岸同胞は歴史を銘記し、烈士を偲び、心を一つに団結し、勝利の成果を守り、両岸関係の平和的発展を手を携えて推し進め、中華民族の偉大な復興の実現のために共に努力する必要がある」と強調した。
また「台湾同胞は終始祖国と運命を共にしており、台湾同胞の抗日闘争は全民族抗日戦争を構成する重要な一部だ。日本が台湾を侵略・占領した半世紀の間、台湾同胞が抗争を止めたことはなく、数10万人の台湾同胞がこのために鮮血と生命を捧げた。全面抗日戦争勃発後、台湾同胞は大陸部人民の抗日戦争に積極的に参加し、これを支援し、少なからぬ同胞が国のために命をなげうった。抗日戦争の勝利によって日本による50年間の対台湾植民地支配は終結し、台湾は祖国の懐に戻った」と強調した。
連氏は「両岸人民は共に中華民族だ。われわれが抗日戦争の勝利を共同で記念するのは、民族全体が血みどろになって外国の侵略と抑圧を防ぎ止めた悲壮な歴史を追想し、全世界が平和を愛して侵略に反対する素晴らしい理想を共同で推し進めるためだ。われわれは『92年コンセンサス』の堅持、『台湾独立』反対という両岸の政治的相互信頼の基礎を打ち固め、互助協力、互恵・ウィンウィンを断固として推し進め、台湾各界がより多く両岸関係の平和的発展を体得し、身を投じるようにする必要がある」と表明した。(編集NA)
「人民網日本語版」2015年9月2日