27日午後、中国さくら産業協会が開催したイベントで、同協会の常務副事務局長・張輝氏は、「中国のさくらの植樹面積は、世界一で、日本の数倍にも当たる」と語った。南方日報が報じた。
中国のさくらの植樹面積は約6667ヘクタールに達している。しかし、急速な発展の一方で、さくら産業の発展は不均衡で、市場が規範化されていないという課題も山積みだ。
ブル・マーケットにもかかわらず欠損も
張氏によると、ここ数年の推進が実り、さくら産業は急速に成長。さくらの植樹面積も、毎年倍増のペースで増加している。さくら産業は、花見をテーマにした観光や緑化、桜関連の商品、金融、植樹、販売など、第一次、第二次、第三次産業をカバーしているため、巨大なポテンシャルを秘めている。
しかし、さくら産業というブル・マーケットにおいて、市場情報がスムーズに得られず、資源の釣り合いも取れておらず、欠損が出ることさえあるという。張氏は、「産業全体がブル・マーケットであるにもかかわらず、このような状況になっている主な原因は、従事者の管理や構造が規範化されておらず、良質のもの悪質のものが混在し、値段もバラバラで、悪質な競争の結果によるもので、市場は関連企業が良い発展を遂げることができるよう導いてくれるナビゲーターを必要としている」と指摘している。