今年は中国抗日戦争ならびに世界反ファシズム戦争勝利70周年であり、抗日戦争をテーマとした映画やドラマが関心を集めている。新中国の建国以来、大衆に愛される抗日戦争映画やドラマが多数出現したが、ここ数年は粗末な作品が現れ、抗日戦争ドラマの質に対する心配の声が上がっている。中国青年報が伝えた。
▷心に残る名作抗日戦争映画・ドラマはどれ?抗日戦争映画・ドラマはどうあるべきか?
先週、中国青年報社会調査センターは愛調研と民意中国網を通じて2000人に調査を行なった結果、対象者が最も心に残る抗日戦争映画・ドラマの名作は1965年に撮影された映画「地道戦」だった。
調査対象者の内訳は「00後」(2000年代生まれ)が1.3%、「90後」(1990年代生まれ)が29.5%、「80後」(1980年代生まれ)が44.2%、「70後」(1970年代生まれ)が17.7%、「60後」(1960年代生まれ)6.1%だ。
▷71.3%の対象者が歴史の真実を尊重している映画・ドラマが良い作品だとしている。
心に残る名作抗日戦争映画・ドラマはどれ?今回の調査では抗日戦争映画・ドラマの三大名作は「地道戦」(1965年撮影)、「亮剣」(2005年撮影)、「鉄道遊撃隊」(1956年撮影)で、それぞれ53.2%、50.2%、42.9%の人がこの3作品を選んだ。トップ10にランキングされた抗日戦争映画・ドラマで、1950~1960年代に撮影された古い映画・ドラマと2000年以降に撮影された新し映画・ドラマが半分ずつ占めている。
印象深い抗日戦争映画・ドラマと言えば…記者の取材に安徽省の農村部出身で北京で警備員の仕事に就いている李さんは「特に好きなのは『地道戦』『地雷戦』『鉄道遊撃隊』などの古い映画です。今の若者たちは映画・ドラマはフィクションだと知っていて、何の感想も持っていないと感じますが、あの年代の映画作品が完全なる真実の歴史だったので印象は自然と深くなりました。今までで記憶している『地道戦』のストーリーは河北省冉荘で起こった出来事です。今も地下道は残っていますよ」と答えてくれた。