国家発展改革委員会から提供された情報によると、8月に入り、全国の発電、電力使用、鉄道貨物輸送などはいずれも状況が好転した。同委経済運行局の李仰哲局長は、「8月の発電量、電力使用量、貨物輸送量の変化から、中国の経済運営により積極的な変化の動きが出てきたこと、構造調整の変化がすでに規模の上に反映されていることがわかる」と話す。
国家電網公司の速報データによると、今月1~28日の発電量・電力使用量は4633.49億キロワット毎時で、前年同期比2.97%増加し、増加率は前年同期を6.54%上回り、前月を4.97%上回った。現在の電力運営の推移をみると、8月の発電・電力使用量は同3%前後増加し、9月も引き続き伸びを維持するとみられる。
また鉄道の一日あたり貨物輸送量も安定化の兆しがみえた。運営調整データによると、石炭、鉄鋼、石油などの大口貨物の一日あたり平均輸送量は基本的に安定し、1カ月間の変化も小さい、コンテナやばら積み貨物の輸送量も徐々に増加し、7月のコンテナの一日あたり輸送量は前月比5.8%増加し、ばら積み貨物は同18%増加した。8月1~27日の鉄道の一日あたり平均輸送量は7月の一日あたり平均調整水準に比べて1.2%増加した。
発電・電力使用と鉄道輸送のデータの変化からおおまかに読みとれるのは、現在の経済運営は積極的な要因が絶えず強化されているということだ。(編集KS)
「人民網日本語版」2015年8月31日