北京大学腫瘍病院は最近、新しい設備を導入した。これはCTスキャンや核磁気共鳴装置などの医療機器ではなく、調理ロボットだ。カットした野菜と肉、調味料を台上に並べ、ロボットの指示に従い材料を鍋の中に入れれば、5分後に「調理完了」と音声で知らせてくれる。北京日報が伝えた。
ロボットによる調理にはどのようなメリットがあるのだろうか?同院の栄養士の方玉氏によると、食材の配分の標準化は、病院食の基本だ。調理ロボットを使い合理的に配分することで、油や塩などの標準化が可能で、健康的な病院食を作れるという。
またコンピュータにより油の温度を160−180度に正確にコントロールできるため、油煙の排出を効果的に削減し、食材の栄養価を留め、発がん物質の生成を防止できる。(編集YF)
「人民網日本語版」2015年8月27日