中国がブラジルのリオ五輪に供給する最後の新型電車(EMU)が19日、中国中車長春軌道客車株式有限公司でラインオフした。同社はこれによって、リオデジャネイロに100編成(400両)のEMUを供給した。EMUはリオデジャネイロの5本の都市鉄道の「大動脈」で運行し、市街地と郊外を結び、2016年リオ五輪の開会式が開かれるマラカナン競技場を経由する。中国の軌道交通設備が海外に輸出され、五輪に貢献するのはこれが初めてだ。人民日報が伝えた。
リオデジャネイロは大西洋に面し、一年を通じて気温が高い。EMUは防錆性を持つ大出力のエアコンを搭載し、屋外の気温が摂氏56度に達したとしても、車内を20−23度の涼しい気温に保つことができ、乗客の「避暑地」となる。(編集YF)
「人民網日本語版」2015年8月20日