19日、国務院天津港「8.12」瑞海公司危険品倉庫特別重大火災爆発事故調査チームは、第1回全体会議を天津で開催、調査関連業務に対する明確な指示を出した。人民日報海外版が報じた。
■事故の詳細状況を徹底究明
調査チームのリーダーを務める、中国公安部(省)の楊煥寧常務副部長は、次の通り語った。
事故調査業務は、「科学的かつ厳格に、事実に基づき真実を求め、法律法規にのっとり、安全で高品質であること」という原則を堅持し、事故調査に全力で取り組み、事故が起こった経緯、原因、死傷者の状況、事故によってもたらされた損失を全面的に明らかにする必要がある。また、事故の性質や責任所在を精確に認定し、事故に対する緊急救援状況を客観的に評価し、今回の事故による教訓を徹底的に総括し、法律法規にもとづき責任者や責任企業に対する処罰方針を提出しなければならない。
■犠牲となった消防隊員を烈士として追認
今回の爆発事故では、多数の消防隊員が犠牲となった。天津市委員会の代行書記を担当する黄興国市長は、これについて、19日午後に行われた天津港「8.12」瑞海公司危険品倉庫爆発事故第10回記者会見において、「尊い命を捧げた消防隊員に対して、救助チームに所属していた、いないにかかわらず、全員を烈士として追認し、烈士の基準は、『烈士表彰条例』 に定められた最高レベルとする」と話した。