華人文化産業投資基金(本社・上海)は13日夜に上海市で、アリババ・グループ(阿里巴巴)、テンセント、中央人民広播電台とともに微鯨科技有限公司を共同設立し、インターネットテレビの生産、スマートホームエンターテイメントサービスに注力すると発表した。初期出資金は20億元(1元は約19.3円)。新華網が伝えた。
華人文化産業投資基金の黎瑞剛董事長(会長)が、微鯨科技有限公司の董事長に就任する。同氏によると、今回のアリババ、テンセント、中央人民広播電台との共同プロジェクトは、コンテンツの生産と端末サービスに特化した、インターネットのコンテンツを集約する場を形成する。これは実質上、国家戦略の「インターネットプラス」に適した生態システムだ。華人文化産業投資基金はその強みを利用し、微鯨科技有限公司のテレビ製品にコンテンツサービスを提供する。阿里巴巴とテンセントの大量のコンテンツを含む資源バンクも、その後ろ盾になる。
同氏は、「微鯨科技有限公司の設立などにより、華人文化産業投資基金は将来的に投資家の役割を演じると同時に、インターネットプラスの運営・サービスの場の建設に注力する」と表明した。
微鯨科技有限公司の李懐宇CEOによると、同プロジェクトは準備と論証の段階からすでに数年が経過している。インターネットテレビを製造するのは、中間の過程を取り払い、より利便性の高いホームエンターテイメントサービスを提供するためだ。リモコンやセットトップボックスの数を減らし、視聴者に高品質の「ワンキー式」のネット視聴サービスを提供できることが大きな特長だ。(編集YF)
「人民網日本語版」2015年8月17日