小規模・零細企業の融資難を解決し、金融サービスを改善するため、国家税務総局と中国銀行業監督管理委員会(銀監会)はこのほど共同で通知を発表。銀行・税務協力体制を打ちたて、双方の協力により全国の小規模・零細企業の発展を支援する方針を明らかにした。人民日報が伝えた。
通知によると、各地の税務機関、銀監会の派出機構、銀行業金融機構は今年第3四半期中に銀行・税務協力体制を打ちたて、法と規則に基づき地域内の小規模・零細企業の納税信用評価の結果を共有・活用し、これら企業に対する金融サービスを改善する。地市級の税務機関は、銀行・税務協力体制を通じ、管轄範囲内の小規模・零細企業の納税信用評価の結果を銀監分局と銀行業金融機構に定期的に提供する。一方、銀行業金融機構も銀監会の派出機構に対し、定期的に小規模・零細企業の融資関連情報を提供する。銀行業金融機構は税務部門から情報の提供があった小規模・零細企業に対して積極的に財務調査を行い、融資条件を満たす優良企業に対しては、融資審査の手続きを簡素化し、審査合格率を引き上げ、融資面の支援を強める。(編集SN)
「人民網日本語版」2015年8月9日