重慶で行われた第6回就職フェスタで19日、唐さんという21歳の就職希望者は、自分の履歴書をある企業の担当者に渡したあと一言も話さず、求職者である唐さんの父親が一緒についてきて「御社の一か月の給料はいくらですか?」「職場環境はどんな感じですか?昼食はついているのか?」と矢継早に質問し、その間、唐さんはと言うと、横に座り我関せずの様子で携帯電話をいじっていた。
採用担当者の鄭輝氏は「このように両親と一緒に就職活動に来る「90後」(1990年代生まれ)は何度も見てきた」と話し、さらに「こんな状況では採用のチャンスは少ないです」と付け加え、「いったい子供が就職するのか両親が就職するのかどっちかわからないです。仕事を探すということが、自分が意志をもってやるべきです」とため息をついた。鄭氏は続けて「『90後』の就職希望者は親離れする必要がある。保護者が子供の就職問題に過度に干渉しすぎるあまり、他の人から甘ったれだと見られてしまう。むしろ逆効果です」と忠告した。(編集JK)
「人民網日本語版」2015年7月20日