2015年6月26日  
 

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中共中央宣伝部長「中ロメディア交流協力の深化を」

人民網日本語版 2015年06月26日14:59

「中国・ロシアメディアフォーラム」が25日、ロシアのサンクトペテルブルグで開催された。中国共産党中央宣伝部の劉奇葆部長は、開幕式で基調講演を行い、「オールメディア時代は、情報の発信・受信の方法を再定義している。国際社会への情報発信を強化し、発言権を獲得し、メディア発展における『カーブでの追い越し』を実現することに、稀有のチャンスや有利な条件を発展途上国や新興市場国に提供している」と述べた。

両国メディアがオールメディア時代の協力強化を推進するため、劉部長とロシア大統領府のアレクセイ・グロモフ副長官が同フォーラムに出席した。

劉部長は、中ロメディア協力の意義を高く評価、「中ロ関係が大きく前進するなか、両国メディアは、お互いの協力に対する信念を保ち続け、交流協力を深め続けるべきだ」と指摘した。

劉部長はさらに、「両国に関する重大な戦略的配置、重大な戦略的措置、重大な戦略的プロジェクトをめぐる協力を推し進め、両国の全面的な戦略的協力パートナーシップを推進する必要がある。シルクロード経済ベルトとユーラシア経済連盟の建設における連結協力を共同で推し進め、第2次世界大戦勝利の成果と国際的な公平・正義を共に守っていく。両国の文化と交流の相互参考を共同で推進し、両国の友情の基盤をさらに確かなものとし、双方の戦略面での相互信頼を高め、両国の発展の利益を守るために、新たなより大きな貢献を目指さなければならない。

また、劉部長は、メディアの融合発展やメディアの「海外進出」の推進やニューメディアの活用など、中国メディアの国際発信力向上を模索するための道や方法について説明した。

開幕式のあと、「環球時報」など中国メディア企業十数社は、9件の協力協議書を、ロシア関連部門と取り交わした。合意内容には、専門家資源の共有、刊行物の共同出版、テレビドラマの共同制作などが含まれている。

ある時期から、中ロメディアの交流協力は、非常に頻繁になっている。ロシア側メディアが中国の提案した「1ベルト、1ロード」(シルクロード経済ベルト、21世紀海上シルクロード)構想には、大きな関心を抱いている。例えば、2014年7月の人民日報社の主催による「シルクロード経済ベルトメディア協力フォーラム」において、ロシア側メディアは中国側と積極的に協力する意向を示し、メディアのレベルにおけるコネクティビティを実現するよう提案した。また、人民日報社とイタルタス通信は2014年9月、両国の国境都市で「龍江行」中ロ主流メディア大型共同取材イベントを共同で開催、イタルタス通信やロシースカヤ・ガゼータ(ロシア新聞)など主流メディアの記者10数名が参加した。中ロメディア交流年となった2015年と2016年には、両国はそれぞれ交流活動を開催、両国メディアの協力空間はいっそう拡大していくだろう。(編集KM)

「人民網日本語版」2015年6月26日

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