映画の映像
■「日本が再び他国の領土を侵略しないことを願う」
「山本慈昭 望郷の鐘 満蒙開拓団の落日」は2014年7月中旬に長野県でクランクインし、同年11月に日本全国の劇場や公民館で上映された。製作費は1億円、その中には平和を愛する大勢の市民や平和団体からの寄付金が含まれている。
山田監督は、「現在、日本は特定秘密保護法を制定し、集団的自衛権の行使を容認するなど、ますます正常でなくなりつつある。第2次世界大戦では200万人近い日本の民間人が亡くなった。すでに70年が経過したが、日本が再び戦争を起こさない平和国家としての日本を全員が守ることを願っている」と語る。
また、山田監督は、戦争の事実をできるだけ多く残すべきであり、これは戦争を経験した世代の責任だという見方を示した。「日本が再び他国の領土を侵略しないことを願う。この悲惨な戦争が再び起こらないようにするためにこの映画を作った。戦争を理解していない若者や子どもたちにこの映画を見てもらいたい。そして、日本がこれからもずっと平和国家であり続けることを願っている。今後平和を維持するためであれば、意欲的に映画を撮り続けていきたい。100歳まで生き、100歳まで映画を撮り続けたい」。(編集MZ)
「人民網日本語版」2015年6月25日