果樹園の木が増えれば、個別の状況を把握するのが難しくなる。北京林業大学はこのほど、工学部教授の康峰氏が開発に成功した、果樹の正確な位置を測定する新型装置が、特許を取得したことを発表した。農家はこの装置を使えば、すべての木の位置と関連データを把握できる。中国科学報が伝えた。
同装置はレーザー距離計、慣性計測ユニット、GPS測位モジュール、レーダー速度計、測定・制御ボードからなる。使用者は測位に用いる携帯型の車載機器を、小型トラクターや農業用電気自動車に取り付け、果樹園内を一回りするだけで、関連データをパソコンに伝送できる。果樹園の正確な測位データ図を瞬時にして獲得し、果樹の成長と分布の情報を正確に把握できる。果樹の正確な農薬散布、果樹園の大規模経営、詳細な農業デジタル化管理に、新たな科学技術の手段がもたらされた。(編集YF)
「人民網日本語版」2015年5月20日