不動産大手・大連万達集団の王健林会長が経営する、中国大陸部A株と香港H株に上場した2社の企業の株価がここ1カ月、上昇を続けているのに伴い、大陸部トップの富豪だった王健林氏の資産総額が、アジアトップの富豪だった香港の実業家、李嘉誠氏を上回った。中国新聞網が伝えた。
米ブルームバーグ華人富豪ランキングとアジア富豪ランキングの5月1日付のデータによると、王氏の資産総額は381億ドルで、李嘉誠氏を抜き、両ランキングの1位に浮上した。世界ランキングでは、王氏が11位にランクインしたほか、アリババ(阿里巴巴)の馬雲会長が351億ドルで17位に、李氏が347億ドルで19位につけた。王氏の順位は4月下旬以降、李氏と馬氏を上回っている。
ブルームバーグやフォーブスなどが以前発表した富豪ランキングでは、王氏の資産総額は242億ドルだったが、ここ一カ月あまりの傘下上場企業の時価総額の増加が、その資産総額の急増を後押しする重要な要素となった。(編集SN)
「人民網日本語版」2015年5月6日