中国に外国人が観光に来た場合、記念品に何を持ち帰るだろう。大多数の米国人観光客は中国から帰国する時、安いTシャツや観光地のお土産を持ち帰る。しかし米国人のAlisa Grandyさんは他の人とは違い、天津を観光した時に食べた煎餅(せんべい、中国では小麦粉や緑豆などの粉を水で溶いて、鉄板上に広げて焼いたものを指す)の作り方をこっそり学んで帰国し、1個6ドルで道端で売り始めた。
米国人のAlisaさんは天津で何度か煎餅を食べた後、天津の煎餅を「持ち帰った」。Alisaさんは故郷で煎餅の移動販売車「Bing Mi」を経営し、中国でお気に入りになった美食をポートランドに持ち帰った。煎餅の売れ行きは好調で、煎餅の移動販売車のビジネスは大忙しだという。
煎餅は中国北部の街の屋台で売られている軽食の精髄とも言えるものだが、ポートランドでは他に売っている人はいない。煎餅の外側は緑豆と粟で作られた生地の薄皮で、中には発酵した甘い黒豆のたれやトウガラシのたれを和えた香菜(パクチー)やネギ、キノコなどだ。購入者はお薦めの梅のたれを楽しむこともできる。中には四角いワンタンの皮を揚げた部分が入っており、口当たりがよい。(編集YH)
「人民網日本語版」2015年5月5日