新疆維吾爾(ウイグル)自治区は昨年、長距離バスターミナルでの実名切符購入制を開始した。同自治区烏魯木斉(ウルムチ)南郊長距離バスターミナルは今年、自治区内で初めて顔認証技術を採用した。同ターミナルを利用する乗客は身分証と切符を提示すると同時に、顔認証を受ける。この3つの条件を満たすことで、待合室に入ることができる。中国新聞網が伝えた。
職員の蔡文芳氏によると、顔認証技術による自動改札は効率と正確性を高めた。これまでは身分証ナンバーと氏名をチェックするほか、切符と照合する必要があった。1人に十数秒の時間がかかり、かつ丁寧にチェックしなければ見落とす恐れもあった。同システムの導入後、チェックにかかる時間は1人6秒になり、効率が大幅に向上した。
顔認証技術に基づく改札システムは、中国公安部第三研究院が開発したものだ。技術者によると、他人の身分証を使い切符を購入した場合、待合室には進めない。自分の身分証を持っていても、切符を購入していなければ通過できない。顔認証システムは実名制の実施を強化した。(編集YF)
「人民網日本語版」2015年4月17日