呉先斌さんは2006年、自費を費やして南京民間抗日戦争博物館を建設した。数年の間に既に3千万元(約5億7821万円)以上を投じている。
昨年8月に呉さんは同館所蔵の中国侵略日本軍の暴行を示した写真28点を携え、日本の「平和のための戦争展」という展示に出展し、費用は全額自己負担だった。呉さんによると、こうした活動への参加は中国の民間関連団体としては初めてとなる。
南京民間抗日戦争博物館の建設について、呉さんは笑顔で語る。
「多くの人が私に、南京大虐殺の生存者の子孫か、抗日戦争兵士の子孫か、八路軍や新四軍の子孫かと尋ねるが、私はどれにも違うと答えている。時には皆の好奇心に応えるため、『私は南京の子孫だ』と答えることもある」。(編集YH)
「人民網日本語版」2015年4月14日