国連経済社会理事会の先日の会議で、ある参加者は「十分な就業の機会と働きがいのある人間らしい仕事を提供することが現在各国の直面する最も差し迫った挑戦の1つだ」と指摘した。経済日報が伝えた。
国連経済社会理事会の副議長は「国際労働基準を全面的に尊重し、差別のない、安全で働きがいのある人間らしい労働環境を保障するとの基本的な原則と権利はいまだ実現していない」と指摘。「2015年以降の開発アジェンダで生産能力、就業、働きがいのある人間らしい仕事および社会保障の重視を十分に体現しなければならない」と指摘した。
国際労働機関(ILO)の統計によると、現在世界では約2億200万人が失業しており、劣悪な環境下で働いている人はもっと多い。現在世界では3人に1人の労働者が1日2ドル未満の生活費で暮している。また、2014年は青年の失業率が成人の3倍に達し、不安定な条件で働く14億5000万人のうち圧倒的多数は女性だ。(編集NA)
「人民網日本語版」2015年4月6日