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中国では庶民的な万能調味料が、米国では「高級品」に

人民網日本語版 2015年03月13日14:48

中国貴州省で生まれた万能調味料・老干媽(ローカンマ)は、280グラム入りが中国の大手食品eコマースサイトの「1号店」で7.9元(約150円)で販売されているのに対し、米国のオンライン通販アマゾンでは3.9ドル(約470円)で販売されている。

「老干媽」は英語で「LaoGanMa」と呼ばれ、高級ブランドの雑貨などを最大7割引きで販売する米ネット通販サイト「ギルト」にも登場。世界最強の激辛調味料と称され、微博(ウェイボー)では、「一秒で味を変える」と言われている。そして、「ギルト」では、米国で中国商品を扱うスーパーで2ドル(約240円)で販売されているこの調味料が約12ドル(約1440円)で販売され、中国人は目を丸めている。

「老干媽」を置いていない中国のスーパーはないと言っていいほど、中国では最も一般的な調味料。しかし、ギルトの手にかかると、「おすすめの食材」で一定の地位を占め、12ドル以外に、送料まで払わなければならない。

貴州省のあるネットユーザーはアマゾンに、「米国でiphoneを買うと安いけど、中国で買うと高いのと同じ。老干媽も貴州では数元だけど、米国に行くと20元以上。貴州出身者として誇りに感じる」と書き込んでいる。

中国のネット上では、「老干媽は外国で『高級品』となっているが、同製品の発案者・陶華碧さんはそれをどう思っているのだろう」との声も。それに対して、陶さんは、「老干媽が何カ国で販売されているか、私も知らない。でも、中国人がいる所に、老干媽もあるということだけは確か」と、誇らしげに語っている。(編集KN)

「人民網日本語版」2015年3月13日

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