北京市重大プロジェクト建設指揮部弁公室は25日、北京、天津、河北省の共同で都市間鉄道交通網を建設することを明らかにした。都市間鉄道平谷線は河北省の三河や燕郊にも接続し、3省市が初めて協力して建設する新たな都市間鉄道交通網となる。総延長距離は70キロ、時速160キロ、平谷区の住民は1時間で北京に到着できるようになる。京華時報が伝えた。
■計画:北京、天津、河北省が都市間鉄道交通網を建設
2015年、北京市は北京、天津、河北省の交通一体化を重点プロジェクトに位置付け、三省市間の交通を推進している。計画によると、北京、天津、河北省は共同で都市間鉄道交通網を建設する予定だという。北京市重大プロジェクト建設指揮部弁公室の関連部門担当者は、「北京市・区域内の交通問題を解決するために建設された北京市内の「地下鉄」の正式名称は都市鉄道で、駅間距離が平均0.8キロから1.2キロ。これでは都市間の交通需要を満足させることはできない」として、「そのため、北京、天津、河北省は都市間鉄道や市内鉄道を建設する計画を立てている。現時点では、まだ統一した名称はないが、確定しているのは、現在中国の珠江デルタ地域ですでに初歩段階として建設された「長距離、高速」の都市間鉄道交通網に類似したものになるということだ。しかし、距離や速度に関しては、現時点での京津都市間鉄道の時速350キロとは異なり、都市間鉄道がカバーするのは都市・区域内の主要な町で、時速は一般的に200キロ以内となる予定だ」と語った。
■進展:平谷線の計画はすでに国家発展改革委員会に申請・報告済み
計画中の平谷線は総延長距離70キロで、そのうちの20キロが河北省内となる。その間には三河と燕郊に駅が建設される予定だ。最高速度は時速160キロ、平均駅間距離は6、7キロ、1時間で北京市内に到着する。平谷線の計画はすでに国家発展改革委員会に申請・報告されている。現在、国家発展改革委員会は専門家チームを作って考察している。現段階で報告しているのは初歩段階の計画で、最終計画は国家発展改革委員会の審査・認可が下りた後に決定するという。現計画では河北省の三河、燕郊を通って北京市平谷区に入る。同計画が認可されれば、燕郊在住の北京への遠距離通勤族30数万人にとって非常に嬉しいニュースとなる。(編集MZ)
「人民網日本語版」2015年2月27日