春節(中国の旧正月。今年は2月19日)が近づいた。6つの北京市立公園(頤和園、北海、玉淵潭、陶然亭、紫竹院、北京植物園)が共同で開催している「氷雪の楽園」イベントが大きな人気を博している。北京市公園管理センターによると、これら六大公園の「氷雪遊び」イベントに参加した来場者は、累計延べ20万人に達した。新華網が報じた。
頤和園スケート・リンクは、昆明湖の天然氷の湖面に設けられた北京市区内で最大の天然スケート・リンク。開放されて1カ月で、来場者は延べ4万5千人に上った。玉淵潭公園と陶然亭公園は、長い休暇を過ごす小・中・高校生を主な対象として、特別イベント「氷雪カーニバル」を開催している。子供たちは、長さ28メートルの雪の滑り台でスリリングな体験ができるほか、雪上サッカー、スノーチュービング、スノーキャタピラーなど約20種類のアトラクションが楽しめる。
陶然亭公園の人工スノーエリアでは、多くの子供たちがスケートやスキーに興じていた。スノーチュービングで雪の滑り台を滑走する子供や、公園に新しく仲間入りしたペンギンの写真を、われ先に撮ろうとする子供もいた。同園のスノーエリアの来場者数は、一日平均延べ300人を上回り、春節連休には延べ600人に達する見込みという。
頤和園スケート・リンクは、来場者の安全を確保するため、出入口に安全なスロープを設け、滑らないカーペットを敷設した。また、玉淵潭公園と陶然亭公園は、春節連休中、毎日監視員が来場者の流れを整理することになっており、スノーエリアの入場は、時間帯による制限を設ける予定という。(編集KM)
「人民網日本語版」2015年2月3日