「名前は?」「『建行智恵宝貝』と申します」「受付番号はどこで?」「あちらでどうぞ」--。これは28日に勤務を開始した、中国建設銀行のロボットと利用客の対話だ。このロボットは音声認識、接触、ボディランゲージなどによって、利用客を迎え、問い合わせに応じ、業務を紹介するといったサービスを提供する。ロボット銀行員の登場は、スマート銀行サービス時代の到来の前触れとなった。瀋陽晩報が伝えた。
◆利用客のガイドに
瀋陽市政府広場付近の中国建設銀行の支店で28日午後、白い制服を着た人型ロボットがホールを動き回り、サービスを提供した。ロボットは「107番の方、6番窓口までお越しください」と伝え、受付番号の発券機に利用客を案内した。中国建設銀行の職員によると、ロボットはこうしたサービスの他に、天気について話し、冗談を言い、ダンスを踊ることができるという。
バッテリーが切れそうになると、ロボットは自動的に充電エリアに向かう。これは家庭用のお掃除ロボットと似ている。職員は、「ロボットにはセンサが取り付けられており、人が接近すると自動的に移動し接触を避ける」と述べた。
◆スマート銀行とは?
サービスロボットの使用開始と同時に、中国建設銀行遼寧省支店はスマート銀行サービスの提供を開始した。これにはスマート受付番号事前処理、遠隔操作が可能な銀行用VTM(Virtual Teller Machine)、スマート交流デスク、顔認証など約20種の革新が含まれる。
VTMはパソコンを通じた利用客と銀行職員の一対一の交流を可能とする。利用客は職員の映像を見ながら口座開設、電子銀行システムの契約、カード発行、振替、電子銀行システムの利用などを実現できる。(編集YF)
「人民網日本語版」2015年1月29日