瀋陽市皇姑区に住む聴覚障がいのある高齢女性の趙雲鳳さんは、退職後の61歳から小学生の孫娘が美術の授業で使う絵筆や絵の具、教材で絵を学び始めた。4年の練習を経て、彼女の絵は次々と賞を受賞するようになり、最終的には中国現代芸術家協会の理事をつとめるようになり、一級絵画師となった。また瀋陽市美術家協会のメンバーの一員にもなっている。
趙さんは当初、孫娘のこうした美術の道具を使い、教材の技法に学んで、小学生のように絵を模倣するところから始めた。その後、友人の紹介で東方画院でプロの教師に学ぶようになり、その腕前は大きく進歩した。さらに、画院で絵画展を開催したところ、会場で彼女の経歴を聞いた多くの教師が感心し、指導をしてくれるようになったという。趙さんはこれまでに瀋陽市障がい者芸術祭の絵画部門で一等賞を2回受賞しており、趙さんの孫娘も驚いている。(編集YH)
「人民網日本語版」2015年1月27日