中国科学院と欧州宇宙機関(ESA)は1月19日より、双方の科学者から「中欧共同宇宙科学衛星」の設計案の応募を受け付けている。中国科学院、ESAがその他の国際機関とプロジェクトの研究を進めるのは、これが初めてだ。光明日報が伝えた。
中国科学院国家宇宙科学センターの関係者によると、双方は2013年5月に開かれた第9回中欧宇宙科学協力シンポジウムで、2021年頃に1基の共同宇宙科学衛星を打ち上げることを決定した。研究対象となる科学分野には、天文、太陽物理、宇宙物理、太陽系観測、宇宙基礎物理などが含まれる。
この衛星はどのような設計が最も合理的だろうか?これは両国の科学者から広く知恵を集める必要がある。双方の科学者は3月16日までに設計案を提出できるとしている。中国科学院とESAが共同で審査し、2015年末までに審査を完了する。
同任務の遂行期間内に、双方の科学者は企画・提案・論証・実施・運行・データ利用などの段階で共同作業を実施し、科学的成果を手にする。双方の宇宙科学者は、共同宇宙科学衛星の任務の計画・実施は、双方の宇宙科学の全面的な協力に斬新な方式をもたらすと表明した。(編集YF)
「人民網日本語版」2015年1月23日