中国国務院学位委員会第31回会議で、中国医学の学位設置が審議され可決された。中国医学や中国医薬の事業発展を促し、中国医学専門の人材育成体系を整備し、そのスタイルを革新することで、切迫している同分野の人材育成を進めることを目的としている。設置される中国医学の学位は、博士号、修士号の2つ。中国医学と西洋医学を組み合わせた分野や民族医学も含まれている。北京青年報が報じた。
中国医学の博士課程の英語名は、「Doctor of Chinese Medicine」。一方、修士課程の英語名は「Master of Chinese Medicine」だ。博士課程で学ぶ大学院生は、中国医学医師規範化育成基準に基づいて、臨床能力を学ぶ。一方、修士課程で学ぶ大学院生は、中国の中国医学研修医規範化育成基準に基づいて、臨床能力向上に努める。中国医学を専門に学ぶ大学院生育成には、教師と教師グループが当たり、授業のほか、病例の研究、社会実践、見習いなども取り入れ、中国医学・中国医薬の専門家の経験を伝承することに重きを置く。試験は、通常の試験以外に、臨床能力試験や論文の試験なども採用される。学位論文には、中国医学の臨床と結び合わせたテーマを採用しなければならず、実際的な意義や応用の価値が重視された内容となる。(編集KN)
「人民網日本語版」2015年1月23日