2014年12月15日  
 

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観光消費が日常の選択肢に 観光産業はグローバル化

人民網日本語版 2014年12月15日08:24

中国の人々の間では観光・レジャー消費が徐々に日常生活の選択肢になりつつある。2015年の旅行回数は一人あたり平均3回を超え、出境観光(アウトバウンド国際観光)はのべ1億人超を土台として急成長し、中国人観光客のグローバル化から観光産業のグローバル化へと急速な進展を遂げる見込みだ。「新華網」が伝えた。

中国観光研究院の戴斌院長は11日に行われた2014年中国観光発展フォーラムの席で、「中国の観光産業は、特に観光産業グループは、グローバル化した観光消費という『新常態』に入りつつある。中国観光産業は相対的に閉鎖されたシステムを抜け出し、観光活動や観光ビジネスサービスは今や少数の消費主体のためのものではなくなり、観光・レジャー消費は一般市民の日常生活の中の選択肢になりつつある」と述べた。

大まかな予測によると、15年の中国国民の旅行回数は3回を超える見込みだ。14年に出境観光がのべ1億人を突破し、これを土台として、15年も出境観光は急成長を続ける見込みだ。観光は人々の日常生活に急速にとけ込んでおり、中国の観光企業の持続的で大規模な発展を後押しし始めている。

大衆的観光と国民的レジャーの発展という新たな時期にあって、中国観光産業は市場が主導する新たな段階に突入している。産業の発展を支える基礎的パワーとして、観光グループの影響力が日増しに増大している。13年の全国観光産業の直接投資額は5144億元(1元は約19.2元)に達した。

「中国観光グループ発展報告2014」によると、現在、観光関連の中国の上場企業は111社あり、大陸部の上海証券取引所と深セン証券取引所、香港証券取引所、米国のナスダックにそれぞれ上場している。錦江国際集団、携程グループ、貴州旅遊集団、万達集団、華僑城、海航集団、廈門建発集団といった中国の観光企業は消費市場から生産要素市場へと転換を遂げ、国境を越えた発展スタイルをますます多様化させ、グローバル観光市場で競争を展開し始めている。

国家観光局の杜江副局長は、「中国観光経済は大衆的観光の初歩的段階から、中期的・後期的段階へと進化・モデル転換を遂げており、観光は人々にとってごく普通の選択肢になり、このことが観光産業のイノベーションや起業を有力に後押ししている。一連の観光グループ、たとえば錦江、海航、開元酒店集団などは海外進出に着手し、国際的な合併買収(M&A)を大量に進めている。携程や去哪児、衆信国際旅行社などの企業は国内外の証券取引市場に上場を果たした。中国観光産業の海外進出はすでに始まっている」と説明する。(編集KS)

「人民網日本語版」2014年12月15日

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