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外交部、南沙諸島と西沙諸島の主権についてのベトナムの主張は不法で無効

人民網日本語版 2014年12月12日10:30

 外交部(外務省)の洪磊報道官は、南中国海問題について記者の質問に答えた。

 ――中国が7日発表した南中国海問題の仲裁についての立場文書に対して、ベトナム外務省報道官は11日「ベトナムは南沙(英語名・スプラトリー)諸島と西沙(英語名・パラセル)諸島に対して主権を有しており、南中国海における中国の断続線の主張に反対する」としたうえで、すでに仲裁裁判所に仲裁についての立場を伝えたことを明らかにした。これについてコメントは。

 中国は南沙諸島及びその周辺海域に対して争う余地のない主権を有している。西沙諸島は中国固有の領土であり、係争は全くない。中国政府は早くも1948年に南中国海断続線を発表した。南中国海における中国の主権および関係する権利の主張は長期的な歴史過程の中で徐々に形成されたものであり、十分な国際法上の根拠を備え、歴代中国政府も長年堅持してきた。南沙諸島と西沙諸島の主権の帰属についてのベトナムの主張は不法で無効であり、中国側は断じて受け入れない。

 中国はベトナム側に対して、中国側の領土主権と海洋権益をしっかりと尊重し、歴史的事実と国際法の尊重を基礎に、中国側との協議や交渉を通じて南沙諸島の係争を解決し、南中国海の平和と安定を共同で維持するよう要求する。

 中国側はフィリピンが一方的に申し立てた南中国海仲裁手続きを受け入れず、参加しないとの原則的立場を堅持しており、12月7日には外交部の発表した立場文書で仲裁裁判所には管轄権がないことの法的根拠を系統立てて明らかにした。中国側の立場に変更はない。(編集NA)

 「人民網日本語版」2014年12月12日

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