中国の習近平中共中央総書記は13日昼、南京大虐殺犠牲者国家追悼式に出席した後、江蘇省鎮江市と南京市を視察した。現地の衛生院、農業モデルパーク、農民家庭を訪れたほか、電子物流企業、科学研究施設を訪問し、経済社会の発展、民生の保障と改善について調査研究を実施、現地の幹部らと交流を深めた。新華網が伝えた。
▽イチゴの高設栽培技術に関心
鎮江市世業鎮の四季春農業園では、イチゴの高設栽培技術が習総書記の目を引いた。温室の中で、習総書記はイチゴの栽培方法、収穫量、販売ルートなどについて尋ねたほか、1980年代に河北省石家荘市正定県で働いていた当時、新たに導入したイチゴの新品種の実地調査のために河北省保定市の満城県まで駆けつけたことなどを振り返った。習総書記は農業科学技術の専門家・趙亜夫氏に対し、人々の豊かな暮らしのため、より良い技術を普及させるよう奨励した。
▽鍋の蓋を開けて「美味しそう」
鎮江市世業鎮の永茂圩自然村で、習総書記は村民の洪家勇さんの家を訪れた。台所では、ジャガイモと肉の煮物を作っている最中だった。習総書記は鍋の蓋を開けて「美味しそう」と言い、さらに冷蔵庫のドアを開けて、中にヒシなどの食べ物が沢山入っているのを見て、嬉しそうに「皆さんが豊かな生活を送れることを望みます」と述べた。また、庭にダイコン、白菜、ホウレンソウが植わっているのを見た習総書記は、「秋のホウレンソウ(波菜)は、いわば『秋波(美人の涼しい目もとの意)』ですね」とユーモアたっぷりに語った。
▽外国人専門家とも交流
米スタンフォード大学のマイク教授は、鎮江市の恵竜易通国際物流公司で働く外国籍専門家だ。習総書記は同公司の視察を行った際、マイク教授に仕事や生活について尋ねた。マイク教授が「中国で仕事ができて嬉しい。この企業をトップレベルの企業にするのを手伝っていきたい」と語ると、習総書記は「中国で才能を発揮されることを歓迎します。良い結果を残されることを願っています」と語った。(編集SN)
「人民網日本語版」2014年12月15日