「90後(1990年代生まれ)のカメラマン・王嵬さんは、少年時代のランドマークを再現するため、にわか「建築士」に変身、旧西直門駅の模型を製作した。赤いレンガの屋根、ベージュの壁の旧駅舎、扉・窓・廊下などのあらゆるディテールが本物そっくりだ。法制晩報が伝えた。
〇食卓の上の旧西直門駅
王嵬さんの自宅居間の食卓には、半年あまり前から丹精込めて製作している旧西直門駅の模型が置かれている。赤いレンガの屋根、ベージュの壁の旧駅舎、駅名標、扉・窓、廊下、煙突など各施設がひとつひとつ再現され、全ディテールが本物そっくりだ。
模型の周りに置かれた液体のり、毛筆、彫刻刀、塗料が入ったガラス瓶などが、非常に複雑な「建築工程」だったことを物語っている。王嵬さんさんは、「模型は、実物を87分の1に縮小し、ABS板材で製作した。今は、オーバーブリッジ(跨道橋)や天蓋形ひさしなどの付属物を作っている。模型が完成すれば、レールに電気を通し、緑皮車(緑色をした伝統的な鉄道車両)の模型を走らせるつもり」と語った。